ダイエットをしてると気になるのが「食事制限と運動ってどっちの方がダイエットに効果的なのか?」ということ。
どちらかがより効果的であれば効果のある方を重点的にやって早く細くなりたいですもんね?
ここでは、それぞれの特徴をみながら、どちらがダイエットにより効果的なのかをみていきたいと思います。

食事制限と運動の特徴
まずは、食事制限と運動それぞれがダイエットにもたらすメリットをみてみましょう。
【食事制限のメリット】
・摂取カロリーを低くできる
・血糖値を下げる
・血流を良くする
・血圧を下げる
・ホルモンバランスを整える
・便秘を予防する
・筋肉を強化する
・消化・吸収を良くする
・コレステロール値を整える
【運動のメリット】
・血糖値を下げる
・心拍数を安定させる
・血圧を下げる
・カロリーを消費する
・血流を良くする
・筋肉量を増やす
・精神を安定させてくれる
・ストレスを緩和する
・集中力の向上
こうやってみると、食事制限も運動も同じくらいダイエットにとって良い効果をもたらしてくれることが分かりますよね?
では、食事制限も運動も同じくらい大事なのでしょうか?
この答えは次の実験で明らかになりました。
食事制限 vs 運動の実験結果
高校時代に運動選手だったある女性は、卒業後35年間もの間、毎朝8キロもの距離を走り続けていました。
彼女は(運動してるから太らないよね♪)と思い、好きなものを選んで食べていました。
でも、35年ぶりに体重を計ってビックリ!
なんと体重が13キロも増えていたのです。
ここまでの話の流れだと「運動は食事制限よりもダイエット効果がない」ということになりそうですが、そうすんなりとはいきません。
先ほどみた通り運動にはダイエット対するメリットが沢山ありました。
では、なぜこの女性は運動し続けていたにもかかわらず体重が増えてしまったのでしょうか?
それの原因は「ダイエット方法の偏り」にありました。
アメリカ・コロラド大学とブラウン医学学校の科学者によって設立された国立体重管理局が10,000人を対象に行った実験では次の様な結果が出たそうです。
【ダイエット後に体重を維持できた人】
・運動だけをしていた人 1%
・食時制限だけをしていた人 10%
・運動+食事制限を行っていた人 89%
この結果を見ても運動だけ、食事制限だけをしていた人の効率が非常に悪いのが分かりますよね?
つまり、この女性も運動だけではダイエットできていなかったというわけです。
また、研究者の中には「何を食べるか」の食選択は運動以上に重要だと述べている人もいて、運動と食事制限を行い、かつ食事内容には特に気をつけていく必要があるということも言えます。
先ほどの女性の場合、本来であれば13キロ増えたくらいでは済まなかった体重を、運動によって予防していたので「13キロだけ」で免れることができたのです。
まとめ
これらの結果から、「食事制限と運動はどちらがダイエットに効果的か?」という質問に対しては「どちらも効果的で、一緒に行うことで効果が倍増する」というのが答えになるでしょう。
逆にいうと片方だけ行っていても余り意味がないという事にもなりますので、余分な肉や脂肪しっかり落としたいと考えている人は食事制限と運動を両方取り入れてきましょう。
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